iPhone用カメラアプリ特集第二回目ですが、今回は夜や暗所で威力抜群のスローシャッター系カメラアプリに焦点を絞ってみたいと思います。
まず前置きしておきますが、スローシャッターを謳うアプリもいくつかありますが、実際に何秒、何十秒もの長時間露光を行えるアプリは現状存在しないようです。
ではどのように動作しているかと言うと、高速連写した連続写真を合成処理(基本的には比較明、あるいは加算平均合成)しているようで、この辺は光跡が点描になることや、ものによっては合成具合を調整できるといったあからさまな機能まで持っていることからも察することが出来ます。
ハードウェア的な事情もあろうかと思われますが、仮に実際に長時間露光出来たとしても、モバイル向けの小型センサーではノイズが激しく使い物にならない可能性も高いですし、連写による点描光跡でもこれはこれで面白い効果なので、この辺は割り切ってあえてそれを狙った撮影を楽しむというのが正しい使い方ではないでしょうか。
光跡の美しい線描が得たければ、ちゃんとデジカメを使うべきですね。
まず前置きしておきますが、スローシャッターを謳うアプリもいくつかありますが、実際に何秒、何十秒もの長時間露光を行えるアプリは現状存在しないようです。
ではどのように動作しているかと言うと、高速連写した連続写真を合成処理(基本的には比較明、あるいは加算平均合成)しているようで、この辺は光跡が点描になることや、ものによっては合成具合を調整できるといったあからさまな機能まで持っていることからも察することが出来ます。
点描になってしまう車の光跡 |
光跡の美しい線描が得たければ、ちゃんとデジカメを使うべきですね。
では本題に参りますが、前回紹介した「Top Camera」にもスローシャッター機能があり、これも結構使える部類のものではあるのですが、この機能に特化したアプリにはそれぞれに特色もあるので、今回は独特な2本のアプリを紹介してみます。
まず1本目は「Magic Shutter」。オススメ度は(★★★★)。
まず1本目は「Magic Shutter」。オススメ度は(★★★★)。
元々は光跡アート的な写真が撮れることをアピールしたもので、他の同系アプリにはない「重ね撮り」が出来るという面白い面がありまして、撮影写真を残したまま、更に違ったシーンを上乗せしてダイレクトに合成出来るのも魅力の一つですね。
先日のメジャーアップデートにより、AE、AFが個別指定出来るようになるなどの機能面の強化がなされ、実用度が更に増しました。
また他のアプリと比較してもノイズが極めて少ないのも特記すべき部分で、非常にクリアーな写真を撮ることが可能です。
ただ残念なことに撮影サイズが小さめで、約1.7Mピクセルの画像となってしまうのは勿体ないところ。
メニューや操作が独特で少々分かりにくい部分もありますが、クリアーな画像と重ね撮りの面白さという点に魅力のある面白いアプリです。
2本目は「夜撮カメラ」。オススメ度は(★★★)。
また他のアプリと比較してもノイズが極めて少ないのも特記すべき部分で、非常にクリアーな写真を撮ることが可能です。
ただ残念なことに撮影サイズが小さめで、約1.7Mピクセルの画像となってしまうのは勿体ないところ。
メニューや操作が独特で少々分かりにくい部分もありますが、クリアーな画像と重ね撮りの面白さという点に魅力のある面白いアプリです。
2本目は「夜撮カメラ」。オススメ度は(★★★)。
こちらも先日アップデートされたばかり。
しかしこれまた撮影サイズが更に小さく、最大サイズで1Mピクセルにも満たないというのが極めて残念なのですが、「バルブモード」では露光時間の設定が1秒から最大60時間!という超ド級アプリです。
設定幅が広すぎるのもあまり意味は無いでしょうが、合成という点からも露出オーバーの心配が無いので、分単位で設定できる強みは結構大きいと思います。
他に面白い点は、まぁ「夜撮」とはあまり関係ない気もしますが、0〜10秒までの一定間隔で10枚の連続写真の撮れる「連写モード」と、複数枚合成によってノイズ低減に威力を発揮する「コンポジットモード」を搭載しているところ。
ほかに通常撮影の「ノーマルモード」もありますが、夜や暗所に限らず明るいシチュエーションでも十分に活用し甲斐のある便利なカメラアプリでもあります。
バルブモードでは撮影後に編集が必要なタイプですが、選択方式でシャープの度合いを4段階で、また比較明、加算平均のいずれかの合成方法を選択します。
色味も「Color」メニューから明度、コントラスト、彩度を調整することができます。
コンポジットモードでは、合成方法が3つ(非合成も含めて4つ)ありますが、撮ったままの写真を補正せずに単純合成する「Sample」と、ブレを補正して合成する「Deblur」と「Super」から選べます。
ブレ補正の違いについては、「Deblur」では恐らくズレの少ない写真を数枚選んで合成しているようで、輪郭がハッキリと出やすいですが、「Super」では瞬時に撮影した10枚全てを位置合わせした上で合成しているようで、手前ボケしたような遠近感のある写真に仕上がる感じです。
なお、今回のアップデートより3月いっぱいまで無料らしいので、今の内に入手してみてはいかがでしょう?
その他「Slow Shutter Cam」や「Slow Shutter (低速シャッタースピードカメラ)」などもありますが、スローシャッターのみに特化しているので安価ではあるものの、正直なところ機能や性能的特色も弱く、まぁ前者はフルサイズで撮影することが出来る点は良いのですが、特に後者に至っては撮影サイズの小ささや、光跡が過剰な点描になってしまうのも残念な点で、更に言えば現状、日付タグ付けのバグもあるようです。
事実「Top Camera」でもこれら以上のことが出来ますし、オススメ出来る要素は今のところ皆無と言わざるを得ないので、もうちょっと頑張って作り込んで欲しいところですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿