寒い季節は星がキレイに見えると言われますが、その一つの理由が星が瞬いて見えるから。しかし、星が瞬くと言うことは揺れて見えていると言うことで、望遠鏡での観望や撮影には不向きな状態だったりします。
ウチには1000mm/F5のニュートン(反射式)と1325mm/F13のマクストフカセグレン鏡筒があるのですが、明るい月を観るということで、F13のマクストフの方で西に傾く月を観望。
マクストフ鏡筒というのは構造上外気温とかなり馴染みにくいのですが、窓全開で小一時間ほど放置しておいたのですが、屋外と屋内との気温差もあるだけにやはり像が揺れまくります。
しかし、せっかくだったので撮影も試みてみることに。
今回はあえてiPhoneを使ってコリメート撮影に挑戦してみました。
超望遠撮影だとほんの僅かな揺れが悪影響を及ぼしてしまうワケで、物理的なシャッターアクションによる揺れが出やすいデジイチで直焦するより、電子シャッター式のコンデジなんかでコリメートした方がキレイに撮りやすいですね。
また、シャッターボタンではなく、画面タッチでソフトにシャッターが切れるiPhoneは、こういったシビアなシチュエーションでの撮影にはかえって好都合とも言えます。
ってことは、コンデジならPanasonicが有利なのかな?リモコン操作の出来るコンデジもまたアリですね。
因みにコリメート撮影というのは、望遠鏡のアイピース部分にカメラを当てて撮影する方法です。
固定にはミードのデジカメアダプター2を使用してますが、iPhoneを取り付けられるようL字型のプレートにケータイを三脚に固定できるホルダーを付けて対応してます。
カメラのレンズ位置が分かり難いのも相まって、視野に入るよう調整するのが結構大変なんですが...
こんな感じで撮影。「夜撮カメラ」で連写中。 |
インターバルを長めに設定して、手放しで10連写してくれる機能がかなり便利に使えるシチュエーションでした。
今回は1秒間隔の設定で連写しましたが、その中で巧く撮れたものが↓デス。
一番いい感じで撮れた上弦月。正立に反転させてあります。 |
解像度云々は別としても、iPhoneごときのカメラでもこれだけキレイに撮れると気持ち良いッスね。^^
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