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2013年10月12日土曜日

オリオンの季節

このところいろいろとありすぎまして、おかげで更新が疎かになってましたが、ボチボチ復活してみます。

台風の影響なのかここ数日は夏並みに暖かい10月となっていますが、おかげで夜間も大分暖かいですね。そんな折、久々にクリアーな夜空に恵まれたので星空を堪能してきました。

星雲の取り巻くオリオン座(D40X改+50mm)
深夜0時を回ればすっかり上ってくる冬の星座が楽しい季節なので、とりあえず定番のオリオン座です。改造カメラでバーナードループまでくっきりと写してみました。どうせなら左下に欠けて見えるバラ星雲までしっかり入れるべきでしたが...その辺は勘弁してください。。

これからいよいよオリオン座流星群の活性時期になりますが、この日(10/10AM)はまだ少々時期的に早かったようで、2時間ほど見上げていた中でそれらしい流星も一本しか確認出来ませんでした。
今年はちょうど満月の頃に重なるタイミングで、ピーク(10/21頃)前後の条件が悪いんですよね...12月中旬のふたご座群も同様に悪いようですが、まぁその時期は世界中でアイソン彗星に話題集中かもしれないですけどね。

2013年6月2日日曜日

セキレイ生まれました。

先日、家の裏に巣を作って卵を産んでいたハクセキレイですが、5つの卵の内1つが金曜に、3つが土曜に孵りました。しかし、今朝様子を見たら一羽は身動きしないようで、残念ながら死んでしまったようです。
もう一つ残っていますが、もしかしたらこれも死産だったかも知れません。。

親のいぬ間にこっそりパシャリ
部屋の外にWebカメラを設置して動画撮影もしてみました。↓


何はともあれこの元気な3羽が無事に成長して羽ばたいていくことを願いつつ、あまり刺激しないよう静かに様子を伺ってみてようと思います。

2013年5月25日土曜日

いろ鳥どり

4、5日前に気付いたのですが、ハクセキレイが家の裏の木材を立て掛けてある隙間にいつの間にやら巣を作って卵を産んでおりました。

卵が5つ。ウズラの卵に似てるけど、喰ったら旨いのかなぁ?w


ツバメなんかも結構図々しく人家の軒下などに巣を作ったりしますが、ハクセキレイも案外人目も憚らずテキトーな場所に巣を作るみたいですね。それでいながらちょっと要素を見ようかと顔を出したりすると、ササッと飛び立ったかと思えば巣の近くであちこちウロウロしながらこちらの様子をチラチラと窺ったりして、その仕草が妙に愛嬌があって和ませてくれます。

彼女が親鳥。


鳥絡みってことで、最近目撃した野鳥でもいろいろアップしておきましょうか。あんまし巧く撮れてないですが^^;

美しい声でさえずるオオルリ。青いのはオスだけらしい。
実はこの数日前、家の裏にオオルリの死骸が...
裂傷はなかったので渡来の過労とかで死んじゃったのかなぁ...
こんなにマジマジ見られる機会もないので一応写真も撮ったんですが、死骸載せてもひんしゅく買うだけだと思うのでやめておきます。。

雄叫びを上げているようなwホオジロ。しょっちゅう見掛ける鳥。

久々にお目に掛かれたメジロ。案外近づいても逃げない鳥。

たまに見掛けるヤマガラ。

2013年4月26日金曜日

春のダメアプリ購入日記

以前ひっそりと話題になった、撮影後にピント合わせが出来るというLytro ライトフィールドカメラ という不可思議なデジタルカメラをご存じでしょうか?
擬似的にこれと同じような撮影が可能というFocusTwistなるiOSアプリを見つけ、迂闊にもつい衝動買いしてみました。

で、結論から言わせてもらえば、全く以て使い物にはならないスーパーダメダメカメラアプリの決定版です!!w

まぁiPhone搭載カメラもごく普通の構造のデジタルカメラなワケですから、だいたいのところは想像していたのですが、やはり案の定、ただ単にフォーカスポイントを変更しながら何枚か(恐らく4枚?)連続撮影し、その後撮影したコマからフォーカスしたい部分をタッチして適当な一枚を選ぶといった実に安直な代物です。
これももし映像ベースであれば一瞬の撮影で事足りる気もするのですが、フォーカスポイントを変更する関係で静止画で撮影する必要があるようなので、撮影中数秒間は固まっていなければなりません。もし動かしてしまうと機能的な趣旨は全く破壊され、切り替え方の分かりにくい連続写真のセットが作られるだけです。

これなら普通に数枚撮影した方が断然早いという話で、いくら安価(170円)とは言えこんなネタにもならない代物にお金を掛けてしまった自分があまりにも情けなすぎます。。crz

2013年4月20日土曜日

注目のSIGMAレンズ

先日SIGMAから、かなり興味深いAPS-C用レンズが発表されました。

18-35mm F1.8 DC HSM


とかく明るいレンズを好む星野・星景写真家にはF1.8広角レンズのラインナップも重宝されている様子ですが、標準画角の35mm(52.5mm相当)から広角18mm(27mm相当)までカバーしながら全域F1.8実現のズームレンズという他に類を見ない代物。
実際にどんな写りなのかは分かりませんが、フルサイズ機で28mm/F2.8開放で撮影した雰囲気をAPS-C機でも余裕で醸せそうではありますね。
ただ、これだけのスペックなので写りに関してはかなり妥協もあるのではないかと感じるところなのですが、チャートから読み取れるものはとにかく中途半端なレンズではないな...という感触。
流石に僅かな歪みは出る様子も広角ズームと考えれば非常に優秀だし、MTF特性からは既存のF1.8広角単焦点のシリーズと比較するのもおこがましいほどの解像力が伺えるだけに、星空撮影にもすこぶる有効性の高そうなレンズですね。

現時点では価格や発売時期は分かりませんが、価格によっては速攻で飛びついてしまいそうな予感...^^;

来週4/26発売予定の「USB DOCK」なるレンズのアップデートツールも登場しますが、このレンズももちろん対応。
これを使う事でパソコン上からレンズの焦点距離4段、撮影距離4段で16段階での調整が出来るらしいのですが、例えば天体向けなどでフィルター除去を施して焦点位置のズレてしまったカメラでも、レンズをそれに合わせて調整もある程度は可能でしょうからありがたいツールです。
因みにSportsラインレンズではAFについても調整可能みたいですね。AF駆動範囲や防振作動時の見え方、速度と品質のバランスなんかを調整出来るようです。
高い代物ではないので、対応レンズと是非一緒に揃えたい便利ツールですね。

2013年4月1日月曜日

今日だけ許されるネタ(ガセ注意)

NIKON D二桁シリーズ復活!!

やたらめったらに高画素化ばかりが進む昨今、時代の流れに反するかのように有効解像度をあえて12.3Mピクセルに抑え、低ノイズ化をとことん追求したというNIKON D90sが4月1日ひっそりと発表されたとかされないとか。

真に受けないでねw


基本スペックは先代のD90をほぼ踏襲したものとなっていますが、光学ローパスフィルターが排除されたほか内部構造も一から見直され、イメージセンサー背部には新開発の省電力水冷システムを配置。これにより高感度、長秒露光時のノイズ発生を飛躍的に低減させることに成功している。
また背面レイアウトも一新され液晶モニターもバリアングル化。モニター部を開くと放熱のために設けられた通気ダクトが顔を見せるが、ここに別売りオプションの冷却ユニットを装着することで暑い夏場においても効率的なクーリングが可能になるという。


念を押しておきますが、ホントに冗談ですから。

モニターで蓋をしてしまっては...という痛いツッコミはさておき、このクーリングシステムによる恩恵はノイズ低減効果のみならず、ライブビュー時の発熱も飛躍的に抑えられるため、モニターを開いた状態では事実上無制限でライブビューが可能。また動画撮影においても無駄に2時間以上の連続撮影も可能だという。

またある情報筋によると、赤外カットフィルター特性を天体向けに仕様変更したD90sAも準備されているとの情報もあり、これと同時に結露防止機構を内蔵した天体撮影用MFレンズのラインナップ登場もほのめかされている。


...なんてのはもちろんガセネタですよ。念を押しておきますが。

ただまぁあえてこんなネタを書かせてもらったのは、個人的にはこれくらいのスペックが最も合理的で、一般的にも適正スペックだと思うんですよ。解像度も十分だし何せノイズも少ないし。
2000万だの3000万画素なんて言う高解像のデカい画像の必要なシチュエーションなんてのも極限られ、一般的にはおおよそ必要とも思えないし、何せデータが嵩張る上に処理も大変になるからやっぱ無用です。オーバースペック著しいです。まぁあっても良いですけど、全部が全部そうする必要性は絶対に無いと思うのですよ。

高画素化というのは全てが良い方向に作用するものではなく、様々な弊害を伴うスペックアップなのですから、メーカーさんにはその点をまずしっかり踏まえてもらい、売れ筋ばかり見据えた画一的なモノ作りはせず、それぞれの方向性で良いモノは残していくというスタンスで取り組んでいってもらいたいものです。

2013年3月18日月曜日

彗星ばかりじゃ何だから

3月に入ってからは好天に恵まれる日が多いので、最近たまに寒空の下で星空堪能してます。
この季節は雪のために山には上がれないので、近所の田園地帯を覆う分厚い雪原での観望で我慢ですが、多少の光害は致し方ないものの小さな田舎町なのでそれなりに美しい星空が楽しめます。

今頃と秋口頃は一晩に夏冬の鮮やかな星空が楽しめる季節ですが、今の時期には夕暮れ時に冬のダイヤモンドが沈んで行き、朝方にはさそり座やいて座のある明るい天の川や夏の大三角まで上空に上ってきます。
先日までは彗星堪能の後は冬のダイヤモンドを仰ぎ見るにちょうど良い空でしたが、もう月が上がって来てしまったので、当面は朝方に見られる夏の夜空が見頃です。

日が暮れると上空に冬のダイヤモンドの華やかな姿が。(右下の明るい星は木星):プロソフトンA使用

夏の天の川も朝方に荘厳な姿を現す。街場の光害が凄いですが...^^;:プロソフトンA使用

先日は、早朝まだまだ暗い時間帯にタイミング良く、煌々と輝く国際宇宙ステーション(ISS)が天の川(夏の大三角)を貫く姿を捕らえられました。

夏の大三角(ベガとアルタイルの間)を貫くISS

しかし大分暗いとは言え僅かな朝陽の影響もあり、どうしても青みが出てしまいますね。この寸前までは黒々とした夜空が撮れていたのですが、僅か数分の違いでこの有り様です。

かと言って真っ暗な深夜ではISSも太陽光を受けて輝き放ってくれないので目にするのも困難だけに、こういった絵面もちょっと貴重かもですね。
ISSも当面は朝方が見え頃のようなので、早起きして天の川を眺めながらISSの上空通過を待ってみるのも趣深いと思います。


あと最後に昨日の写真ですが、おうし座の腹のど真ん中に月齢4の月が鎮座してました。
今日はこの写真の上に見える木星と月との接近の様子が見られたはずですが、あいにくの雨模様で...


月を喰らったおうし座(木星は角飾り?)

2013年3月15日金曜日

パンスターズ彗星、再リベンジ

本日3/14、幸いにも予想もしていなかった晴天に恵まれたので、再度彗星撮影に挑戦してきました。

今日は月が良い目印になって方角の見定めは完璧。一昨日以上に雲が多く地平線上には分厚い雲が覆っておりましたが、雲より上の青々とした空にある内が絶好機とも思い、雲が張り出してこないことを祈りながらまだまだ明るい6時頃から月の下方に照準を合わせて姿を現すのをじっくりと待ちました。

空の色も大分濃くなってきた6時半前、出現確認のために撮影した写真にうっすらと彗星の姿が浮かび上がってきたので、メインのカメラをその方角へ方向修正。もちろんファインダーを覗いてもその姿は見えないので手探り状態でしたが、難なく方向は合わせられました。
そしてとりあえず連写で十数枚ほど撮影しまして、再度微調整しようとファインダーを覗くと彗星の姿がごく小さな点となって確認出来ました。
流石にその程度のものなのでダストテールは全く見えませんが、それでもパンスターズ彗星の姿を直に目で捕らえられたのは幸運でした。

これから徐々に光を弱めながらほとんど高度を上げずに北方向へ移動していきますが、タイミングは僅かだと思いますが、今週いっぱいくらいは双眼鏡などを使えば彗星の姿を目にすることもできるかも知れませんね。

雲に隠れる直前の姿。今日はしっかり300mm(フルサイズ450mm相当)で撮影しました

月とパンスターズ彗星の大分離れたランデブー。

2013年3月13日水曜日

パンスターズ彗星捕らえたが...

先日近日点を通過したパンスターズ彗星ですが、昨日、一昨日と一応何とか写真では捕らえられたのですが、思ったほど明るさが増さず夕焼けの残光に負けてしまい、双眼鏡を使っても視認はできませんでした。
もう少し太陽から離れてくれれば或いは...とも思うのですが、あいにく本日は曇天。
週末には晴天も見られそうな予報ですが、その頃には太陽からも大分離れるとは言え光度もかなり落ちてしまうので目視での観測はやはり難しそうです。
まぁ例え見えたとしても他の星と区別は付かないでしょうけどね。。

ということで、一枚くらいはアップしておきましょうか。
実は300mmズーム付けてたのに、迂闊にも170mmまでしか伸ばさないで撮ってしまってましたが、他の星も写ってないとなんだかよく分からない写真にもなってしまうんで、結果的にはまぁ良いかとw

かなり下方に落ちてから気付いたので、モヤに焼かれて「赤い彗星」と化してます。

パンスターズ彗星はちょっと期待ハズレに終わりそうですが、暮れに飛来するアイソン彗星は太陽をかすめる軌道で大彗星になる可能性はかなり高そうなので、とにかくそちらに期待ですね。

2013年3月1日金曜日

彗星見えるかな?

パンスターズ彗星がいよいよ近日点を通過という時期に差し掛かってきましたね。
増光ペースが予想以上に遅いという情報もあってどの程度まで見えるのか少々不安もありますが、美しい尾をなびかせてくれることを期待しながら3月中旬の夕刻には、西の空をしっかり観察してみましょう。
ってゆーか、この時期、ウチの辺りで晴れてくれる日があるかどうかがかなり心配ですが...


そういえば、以前紹介したiOS向けの定番星図アプリ(記事1記事2)ですが、その中で彗星を表示できるのはiステラのみのようです。


紹介した際にはあまり良い評価が出来なかったアプリでしたが、この要素は今年においては特にポイント高いですね。
もし興味のある方は使ってみてはどうでしょうか。

2013年1月3日木曜日

2013年注目の天体現象

あけましておめでとうございます。
正月と言えば三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群の活発な頃合いで今宵がピークとのことですが、全国的に天候はどうでしょうか?
ウチの辺りは昨日からしんしんと雪が降り続いておりまして、まぁ例年通りでもあるのですが、残念ながら今年もこの流星群を楽しむことは出来そうにありません。


それはさておきまして、ここ近年、月や太陽にまつわる天体現象も多かったのですが、今年はそう言ったイベントは乏しい一年で、おとめ座の一等星スピカや水星の食(月に隠れる現象)がある程度。
しかし今年は目玉となる天体現象が御座いまして、3月と11月に2つの彗星の美しく尾を引く姿が見られるであろうと期待されています。

まず1つめは3月10日頃に近日点を通過するパンスターズ彗星(C/2011 L4)。
期待通りなら-3等以上と、煌々と輝く金星かそれ以上の明るさになりそうですが、日本国内では3月上旬から4月くらいまで朝晩といずれも観測可能とのことです。
日本で観測出来るのは近日点通過後となるようですが、3月上旬の明るく見える時期は日没直後が見やすいとのことなので、晴れた夕方には、西空の地平線近くに注目です。

2つめは暮れの11〜12月に大彗星となる可能性の高いアイソン彗星(S/2012 S1)。
近日点通過は11月28日頃で、太陽の至近距離をかすめる軌道のため消滅も危惧されるところですが、生き残れる公算は高いとの予測で、そうなればかなりの大彗星に成長する可能性があります。
頃合い的にも流れ星とほうき星を同時に楽しめるチャンスでもありますね。
まだまだ先の話ではありますが、今年の暮れは連日早起きして朝の東空に大注目です!!