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2012年3月20日火曜日

イメージセンサーをキレイにしよう!その2

では、いよいよ気合い入れて、湿式クリーニングの方法に参ります。


3rd approach:

用意するものは、無水エタノールとシルボン紙、そして割り箸の片割れです。

無水エタノールは薬局等で購入出来ますが、案外大容量ボトルで売られているものが多く、また発火性もあるので保管にも気をつけなければなりません。
ボトルで購入する場合は、微量液体抽出ビン(ハンドラップ)を用意した方が良いでしょう。
カメラのクリーニング用途ではあまり大量にあってもなかなか減るものではないので、他に使用目的がなければ、オリンパスEEクリーナーを使用した少量売りの「HCLレンズクリーナー」などがオススメです。

いろいろ汎用的に使えるシルボン紙は、基本的に1回毎に使い捨てなので大量に買っておきましょう。
因みに「シルボン紙」というのはニコンの商標なのかな?現物には「ダスパー」なる正式名称があるようです。 
その他各社から出ているレンズ用などのクリーニングペーパーでも代用OK。要は毛羽立ち、紙粉の少ない繊維状の柔らかい紙であれば良いです。

割り箸は、シルボン紙を巻くクリーニングスティックとして使います。 
そのままでは太くて扱いにくいので、ナイフなどで先端をへら状に加工して下さい。
先端の大きさは使い勝手を考えて、いくつかサイズの違ったものを準備しておくと良いです。


あと、取り除きにくい微小なゴミは裸眼ではまず見えないので、目視確認用にルーペを準備しておくこともオススメします。 デジイチのセンサークリーニング用にDELKIN センサースコープハクバ センサークリアルーペ(どちらも各種キットとのセット売りもあります)といったLEDライトのついた専用ルーペが売られてますが、覗きながら作業が出来る後者が便利ですね。 
フランジバックの浅いミラーレス機の場合は、メガネタイプや目にはめ込むタイプのルーペが都合が良く、ライトで照らしながら覗くと作業がしやすいです。

ただ、センサー部は反射しますし、ローパスフィルターも透明なので表面のゴミは意外と視認しにくく、この辺は慣れも必要なのですが、距離や角度を変えたり反射光を利用して目を凝らせば微小ゴミも十分確認出来ます。
また細かいゴミをピンポイントで取り除くのに便利なのが先細綿棒で、数点のゴミの除去ならルーペとコレこれだけでカンタンにクリーニングが済んでしまう場合もあります。


湿式クリーニングの具体的なやり方は、YouTubeに親切な実戦ビデオがありますので、とりあえずこちらをご覧下さい。


拭き方については、ビデオのように必ずしも渦巻き状に拭く必要はないので、自分で最もやりやすい方法を見つけてみましょう。


Finsh:

実は案外、フィニッシュが難しいんです。
恐らく大方の機種において、ビデオのようにセンサー面の周囲に、スティックを逃がせるスペースなんかないですから。。
故に、最後にスティックを離した部分や周辺部にはクリーニング液の残痕やゴミが残ってしまいがちなので、全体拭き一発で完結することはまずないです。
そこで仕上げに、細めのクリーニングスティックを乾いた状態で使用し、汚れた部分に対しピンポイントで外側に向けて軽く何度かこすることでキレイになります。
それでもなかなかキレイにならないようなら、クリーニングスティックに極軽くクリーニング液を含ませて、同じように外側方向へ軽く拭いてみて下さい。

一通り済んだらルーペで隅々まで確認します。
もし紙粉などが残っていたらブロワーで軽く吹いてみて、それでも取れないものが残ったら先細綿棒でチマチマと取り除くというのが我流のやり方です。


キレイになったら実際に写して確認してみましょう。
白い紙を用意し、露出優先モードでいっぱいに絞り、無限遠の状態で近接撮影してみてください。(もし日中なら、雲一つない青空やムラのない薄曇りの空を写しても良いです)
モニタで拡大して確認し、黒点などが写っていなければ万事完了です!!

これで気持ち良く写真が撮れますよ!!^^

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