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2013年3月18日月曜日

彗星ばかりじゃ何だから

3月に入ってからは好天に恵まれる日が多いので、最近たまに寒空の下で星空堪能してます。
この季節は雪のために山には上がれないので、近所の田園地帯を覆う分厚い雪原での観望で我慢ですが、多少の光害は致し方ないものの小さな田舎町なのでそれなりに美しい星空が楽しめます。

今頃と秋口頃は一晩に夏冬の鮮やかな星空が楽しめる季節ですが、今の時期には夕暮れ時に冬のダイヤモンドが沈んで行き、朝方にはさそり座やいて座のある明るい天の川や夏の大三角まで上空に上ってきます。
先日までは彗星堪能の後は冬のダイヤモンドを仰ぎ見るにちょうど良い空でしたが、もう月が上がって来てしまったので、当面は朝方に見られる夏の夜空が見頃です。

日が暮れると上空に冬のダイヤモンドの華やかな姿が。(右下の明るい星は木星):プロソフトンA使用

夏の天の川も朝方に荘厳な姿を現す。街場の光害が凄いですが...^^;:プロソフトンA使用

先日は、早朝まだまだ暗い時間帯にタイミング良く、煌々と輝く国際宇宙ステーション(ISS)が天の川(夏の大三角)を貫く姿を捕らえられました。

夏の大三角(ベガとアルタイルの間)を貫くISS

しかし大分暗いとは言え僅かな朝陽の影響もあり、どうしても青みが出てしまいますね。この寸前までは黒々とした夜空が撮れていたのですが、僅か数分の違いでこの有り様です。

かと言って真っ暗な深夜ではISSも太陽光を受けて輝き放ってくれないので目にするのも困難だけに、こういった絵面もちょっと貴重かもですね。
ISSも当面は朝方が見え頃のようなので、早起きして天の川を眺めながらISSの上空通過を待ってみるのも趣深いと思います。


あと最後に昨日の写真ですが、おうし座の腹のど真ん中に月齢4の月が鎮座してました。
今日はこの写真の上に見える木星と月との接近の様子が見られたはずですが、あいにくの雨模様で...


月を喰らったおうし座(木星は角飾り?)

2013年3月15日金曜日

パンスターズ彗星、再リベンジ

本日3/14、幸いにも予想もしていなかった晴天に恵まれたので、再度彗星撮影に挑戦してきました。

今日は月が良い目印になって方角の見定めは完璧。一昨日以上に雲が多く地平線上には分厚い雲が覆っておりましたが、雲より上の青々とした空にある内が絶好機とも思い、雲が張り出してこないことを祈りながらまだまだ明るい6時頃から月の下方に照準を合わせて姿を現すのをじっくりと待ちました。

空の色も大分濃くなってきた6時半前、出現確認のために撮影した写真にうっすらと彗星の姿が浮かび上がってきたので、メインのカメラをその方角へ方向修正。もちろんファインダーを覗いてもその姿は見えないので手探り状態でしたが、難なく方向は合わせられました。
そしてとりあえず連写で十数枚ほど撮影しまして、再度微調整しようとファインダーを覗くと彗星の姿がごく小さな点となって確認出来ました。
流石にその程度のものなのでダストテールは全く見えませんが、それでもパンスターズ彗星の姿を直に目で捕らえられたのは幸運でした。

これから徐々に光を弱めながらほとんど高度を上げずに北方向へ移動していきますが、タイミングは僅かだと思いますが、今週いっぱいくらいは双眼鏡などを使えば彗星の姿を目にすることもできるかも知れませんね。

雲に隠れる直前の姿。今日はしっかり300mm(フルサイズ450mm相当)で撮影しました

月とパンスターズ彗星の大分離れたランデブー。

2013年3月13日水曜日

パンスターズ彗星捕らえたが...

先日近日点を通過したパンスターズ彗星ですが、昨日、一昨日と一応何とか写真では捕らえられたのですが、思ったほど明るさが増さず夕焼けの残光に負けてしまい、双眼鏡を使っても視認はできませんでした。
もう少し太陽から離れてくれれば或いは...とも思うのですが、あいにく本日は曇天。
週末には晴天も見られそうな予報ですが、その頃には太陽からも大分離れるとは言え光度もかなり落ちてしまうので目視での観測はやはり難しそうです。
まぁ例え見えたとしても他の星と区別は付かないでしょうけどね。。

ということで、一枚くらいはアップしておきましょうか。
実は300mmズーム付けてたのに、迂闊にも170mmまでしか伸ばさないで撮ってしまってましたが、他の星も写ってないとなんだかよく分からない写真にもなってしまうんで、結果的にはまぁ良いかとw

かなり下方に落ちてから気付いたので、モヤに焼かれて「赤い彗星」と化してます。

パンスターズ彗星はちょっと期待ハズレに終わりそうですが、暮れに飛来するアイソン彗星は太陽をかすめる軌道で大彗星になる可能性はかなり高そうなので、とにかくそちらに期待ですね。

2013年3月1日金曜日

彗星見えるかな?

パンスターズ彗星がいよいよ近日点を通過という時期に差し掛かってきましたね。
増光ペースが予想以上に遅いという情報もあってどの程度まで見えるのか少々不安もありますが、美しい尾をなびかせてくれることを期待しながら3月中旬の夕刻には、西の空をしっかり観察してみましょう。
ってゆーか、この時期、ウチの辺りで晴れてくれる日があるかどうかがかなり心配ですが...


そういえば、以前紹介したiOS向けの定番星図アプリ(記事1記事2)ですが、その中で彗星を表示できるのはiステラのみのようです。


紹介した際にはあまり良い評価が出来なかったアプリでしたが、この要素は今年においては特にポイント高いですね。
もし興味のある方は使ってみてはどうでしょうか。