可視光を通し、それより低周波の赤外線と高周波の紫外線をカットするワケなので、これは”バンドパスフィルター”ですよ。
欧米では”アンチエイリアシングフィルター”と呼んでいるそうですが、要するに「輪郭を馴染ませる」という意味として使ってるワケですね。
実際このフィルターはUV、IRカットのみならず、位相をずらして像の輪郭を僅かにぼかし、モアレや偽色を緩和する役割もあるので、この呼び方に間違いはないです。
恥ずかしいから、もうローパスフィルターとは呼びたくないなぁ...^^;
日本でも”アンチエイリアシングフィルター”で定着させましょうよ!!
はじめまして。気になってしまったものでコメントさせてください。
返信削除私も最初おかしいかなと思っていたのですがローパスフィルターという言い方は正しいです。光学的なローパスフィルターという言い方がややこしくて私も勘違いしていました。
光の波長ではなく、画像の周波数成分についてローパスをかけているのです。
画像処理で定番の手法で、色の変化を波形に置き換えて、急峻な色の変化、つまり高い周波数の部分をカットすることで“ぼかす”のです。反対にローパスをかければ輪郭強調となるわけです。
たしかに画像処理でのフィルターの呼び名なので、光学フィルターにはアンチエイリアシングの方がしっくりくるような気がしますね。
TAKOさんはじめまして。
返信削除貴重なコメントありがとうございます。(゜゜)(。。)ペコッ
ははぁ、「ぼかし」の部分に対しての「ローパスフィルター」という言葉だったんですね!要するに高解像=高周波...なるほど...
いや、理屈はよく分かりました!!ありがとうございます!!
因みに当然の話ですが、海外だとローパスフィルターという言葉はIRカットのような高周波波長を除去するためのフィルターに対してのみ使用しているようですし、よくよく考えてみても、光学的に仕掛けているものである以上、物理的な役割を考えると「ローパス」と言うのはやはりおかしいと思います...
結局は日本人の誇張解釈というか、恐らく最初の人がつい口に出してしまったがために、TAKOさんがおっしゃるような理屈を後からこじつけられたってのがオチかも知れないですね。
masallさん、早速のレスありがとうございます!
返信削除ちょっとコメント間違っていました・・・
輪郭強調はハイパスでした(汗)
海外でもローパスフィルターという呼び方をするようですが、UVカットのような高周波カットもローパスと呼ぶことから区別のためにアンチエイリアシングと呼ぶこともあるようです。
ローパスについてもう少し説明すると、画像処理の業界ではハイパス・ローパスは昔からとても定番の処理でして、例えば、任意の直線上の色の変化をグラフ化すれば波形が得られますよね(空間周波数)。その波形についてローパス・ハイパスやその他数学的処理を施すことで様々な効果が得られます。
通常、デジタルカメラの撮像センサはRGBのピクセルが規則的に並んでいるので、規則的な模様や白黒の縞を撮影した際モアレや偽色が発生する可能性があり、これを防ぐために解像感を犠牲にしてぼかしをかけるわけですね。
一部のカメラには解像感を優先したり、撮像センサを工夫したり、デジタル処理したりしてIRカットフィルタのみでアンチエイリアシングフィルターは使われていないものがありますよね。
デジタルカメラにとってIRカットは必須なので、IRカットフィルターを意識せず、撮像センサの前のフィルター群をまとめてローパスフィルターと呼ぶうちに、IRカットフィルターとアンチエイリアシングフィルターが混同されるようになったものではないかと推察します。
私もデジタルカメラをを使うようになった当初は光学的にローパス処理をしていることを知らず、CCDの手前にはIRカットしかないものと思っていたので、ハイパスフィルターなのになぜローパスというのか不思議でした。
それはさておき、masallさんの写真拝見いたしました。どれも素敵な写真ですね。天体写真が得意だからでしょうか、光の描写がとても美しいと感じました。
これからも拝見させていただきますね。よろしくお願いします!
長文失礼しました。
TAKOさん、毎度ありがとうございます!
返信削除素人の拙い写真をご覧いただいたようで恐縮です。
書き間違いは気付いたので大丈夫デス。
コチラも勘違いしてUVをIRと書いてしまってました...orz
ややこしい話なんで混乱しまくりですね^^;
ちなみに呼称についてなんですが、デジタルカメラの技術は日本で生まれた経緯もあるんで、海外で「ローパス」と使われるケースがあるのは逆に輸出した言葉(和製英語)なのではないでしょうか?
メーカーは否応なく「ローパスフェルター」と称しますから、製造元にそう言われればそれを使うしかないですからね...
結局「ローパス」呼ばわりしている部分ってのも、原理的には光の波長特性の違いを利用した波長分離(合成)のためのものだし、別用途の本来のローパスフィルターというものがある以上、いかなる理屈を並べられてもやっぱりこれは「ローパスフェイルター」ではないとつくづく思います。
まぁ英語のように「ぼかし(馴染ませ)フェルター」でも良いですが、「位相差フィルター」とか「分離フィルター」などと称すべきじゃないでしょうかねぇ。
なんだかしつこくてスミマセン...