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2012年3月22日木曜日

太陽を撮ろう!!

昨年も、国内で月食が三度も見られるレアな年でしたが、今年は更に貴重なスーパー天体ショー多発年なんですよね!!

その事始めとなるのが、既に話題にもなっている5月21日朝の金環食。
福島から鹿児島に至る太平洋側の広範囲でこの現象が観られますが、その他の国内地域でも部分日食として観測できます。
この機会を逃すと、国内で金環食が観られるのは18年後の2030年。しかも北海道限定ですから、範囲の地域の人は、とにかくこの日は是非とも早起きして目映い光のリングを堪能してみて下さい。

そして、実はもっと凄い天体現象が、それから僅か半月後の6月6日に観られるんです。
この日は地球と太陽の一直線上に、金星がほぼ完璧に並ぶ極めて貴重な一日で、朝7時頃から13時半頃にかけて、金星が太陽面を通過するという極上レアな天体ショーが待ってます。
これを逃すと、次は実に105年後の2117年!!現存しているほぼ全ての人間が天に召されているであろう頃合いです。
目視では辛い天体現象ですが、太陽観察専用オペラグラスというちょっと拡大して観られるナイスグッズも売られているようなので、これを使えば金星の”粒”も観られるかも?
しかし、ここは是非とも超望遠撮影で楽しみたいところですね。


太陽を観たり撮ったりするには太陽観察用の減光フィルターが必須です。
過ったものを使って太陽を直視すると目を痛めかねませんから、眼視には太陽日食メガネや、色々と加工して使える日食観察プレートといった眼視専用のグッズを必ず使うようにしましょう。
撮影用には、1/100,000まで減光できる太陽撮影用NDフィルターやミラーシート状のソーラーフィルターなどがありますが、こういったものは早めに揃えておきたいですね。


太陽の撮影ともなると出来るだけ長い望遠レンズが欲しいところですが、金環食なら450mm(APS-Cサイズで300mm)程度でも、かなり小振りにはなりますが、まぁ十分撮影に堪えられるでしょう。
しかし金星の太陽面通過の撮影となると、このサイズでは金星もゴミ程度にしか写らないので、せめて1000mm前後か、願わくばそれ以上の超望遠が欲しいですね。
ともなれば望遠鏡の方が手っ取り早いとも言えますが...
そういえばコンデジでも、1000mm望遠実現のNikon CoolPix P510なんか持って来いのシチュエーションだろうし、先っちょにテレコン付ければ大迫力で撮れるでしょうね。
狙ってたな!Nikonさんw

因みに、太陽を実際に写すとだいたいこんな大きさになりますが、金星の大きさはこれに写ってる大きめの黒点より一回り大きい程度と思われます。

D90で300mm(450mm相当)
300mm+2倍テレコン(900mm相当)
500mm+2倍テレコン(1500mm相当)

あと、7月15日の日中なので観望には望遠鏡が必要ですが、木星が月と交差する木星食が見られます。 
そしてちょうどお盆の夜、8月14日早朝には、今度は金星食があり、どこぞの国の国旗図柄のようなシーンも見られますよ。

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