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2012年2月28日火曜日

写真補正のナイスアイテム

写真の色味補正も結構ややこしい部分もありますよね?
例えば全体的に特定色の色味を編集したりすることは容易に出来ても、特定の部分だけというワケにはなかなか行かないものです。
Photoshopなどを使えば、部分的にマスクを掛けるなりで対応も可能ですが、それなりのテクニックも必要だし、一手間二手間多くて鬱陶しい部分もあります。

主立ったRAW現像ソフトの中でも恐らく唯一だと思いますが、Nikonの「Captuer NX2」というソフトには、コントロールポイントという機能で特定部分の色味に対して範囲を決めて編集が出来るという、まさに痒いところに手が届く、直感的で非常に使い勝手の良い便利機能が備わってます。
しかし、残念ながらこれはNikon純正のRAWフォーマット(.NEF)以外には対応出来ないワケで、Nikonユーザーの特権的なアプリケーションでもありまして、しかも2万円近くする代物でもあり、どっぷりと浸かったNikon党でもなければなかなか手の出せるソフトでも無いですよね...


ところが実は、これとほぼ同様の機能が使える「Snapseed」という極々安価なソフトウェアが存在するのです。
「ほぼ」と書いたのは、「Snapseed」では明度、コントラスト、彩度という主要な3項目の編集が出来るのですが、「Captuer NX2」では更に色相や各カラーバランスまで編集できる強みがありまして、その点に目を瞑れば...という感じです。

元はこんな感じの写真ですが...

空の青味をコントロールポイントで強調してみた

しかし、それだけでも十分に腹いっぱいと言って良い目玉機能でもありますし、それが実質わずか1/10程度の安価で手に入れられるのは実にありがたいことです!!
もちろんこの他にも、色味やディテール調整、トリミングといった基本機能のほか、レトロ風の加工からティルトシフト加工なども簡単に出来、細かい調整からかなり大味なエディットまで幅広く活用できる、コストパフォーマンス的にもかなり優れた便利ソフトです。

snapseedを使った作例

出力はJPEGフォーマットのみですが、最終段階で使うソフトになると思うので基本的には問題ないでしょう。
開けるファイルに関してはもちろん各社RAWフォーマットに対応しており、対応プラットフォームもパソコン(Windows用、Mac用)はもちろん、iPhone/iPad用もすでに提供されており、今後Android用も提供予定だそうです。

2012年2月27日月曜日

最強のカメラアプリ...その1

iPhoneのカメラアプリも今や何百とありますが、それだけにどれが実用的で優れたアプリなのかなかなか判断がつきませんよね。
そんなワケで、個人的に使ってみたアプリの中からオススメ出来る優れものアプリを紹介してみようと思います。

その第一回目は、総合的に使える万能タイプのカメラアプリを紹介。
万能と一口に言ってもアレなんで、「写真とムービー両対応していること」と「撮影中または撮影後に加工、編集が出来ること」を条件に上げてみようと思います。



まずは、無料アプリながらに多彩な機能を備えた「PowerCam」をピックアップ。
オススメ度としては、とりあえず無料でお試しアレ的なアプリですから(★★★)くらいでしょうか。

大まかな機能として、ミニチュア風写真の撮れる「チルトシフト」、豊富なフィルター類を使って様々な演出が出来る「マジック撮影」、特定色を残したモノクロ写真、ムービーが撮れる「カラースプラッシュ」、そして顔認識によって自動で写真の撮れる「インテリジェント撮影」といった、遊び心をくすぐる特殊な4つのモードを備えています。
これらは全て撮影時に使用できる機能で、撮った後で編集するといったことは出来ませんが、主立った特殊機能は大方備えているだけに十分に遊べるカメラアプリです。



有料アプリともなればかなりの優れものもいくつかありますが、個人的に現状最強ではなかろうか?と考えているのが「Top Camera」ですね。
オススメ度は文句なしの満点(★★★★★)です。

玄人好みの高機能カメラアプリと言うべきものですが、このスチルカメラの機動力が素晴らしく、ノーマル、バースト(連写)、HDR、スローシャッターといった実用的なモードをしっかりと備え、設定項目も実に豊富で、デジタルカメラとして考え得ることは大方押さえている本格派のカメラアプリです。

HDRモードは、低速ながら露出の異なった写真をしっかりと連写して合成する本格派(まぁ純正のカメラアプリも超高速三枚連写してますが)。三脚を使わずとも高精度で位置合わせしてくれるので、手持ちでも十分使えます。またマニュアルで明暗部分を指定して撮影・合成することも可能でかなり実用的です。

スローシャッターは連写合成による擬似的なものではありますが、0.3〜8秒、更にバルブまで可能で、合成方法も自動(平均)、統計(加算)、光跡(比較明)から選択出来ます。まぁ「統計」は感度過敏でちょっと扱いづらいですが...
しかし、スローシャッター可能なカメラアプリも意外と少ないだけに、存在意義の高い機能だと思います。

撮影時にありがたい機能としては、手ぶれ防止やセルフタイマーはもちろんですが、AE、AFポイントを個別に設定できる上にそれぞれにロックのオン/オフも可能で、トーンバランスなども撮影中に変化を見ながら調整も出来るので、この辺は単体のデジカメなんかより扱いやすいかも知れませんね。

写真の編集機能もかなり強力で、トリミング、回転、調整、エフェクト、ボーダーのメニューから多種多彩な編集・加工が可能です。
前述のHDR合成とは別に、擬似的なHDRバリエーションを別途複数備えていたり、ノイズ低減などのエフェクトも用意されているのもありがたい点です。

Top Cameraで撮影・加工した作例

その他まだまだ実用的で面白い機能もあり、音声に反応してシャッターを切ることが可能だったり、仮想と銘打ってはおりますが水平も表示出来るので、設定項目中のキャリブレーションボタンで予め内蔵カメラの傾きを覚えさせておくことで平行出しも容易です。

ムービーではあまり細かなことは出来ず、編集もサイズの縮小のみですが、撮影中にズームが効くこと、そしてAE、AFポイントを個々に指定が可能というだけでもそうそう類を見ない性能だと思います。


そんなワケで、デフォルトで持ちたいカメラアプリとしてこの2本、かなりオススメです。