例えば全体的に特定色の色味を編集したりすることは容易に出来ても、特定の部分だけというワケにはなかなか行かないものです。
Photoshopなどを使えば、部分的にマスクを掛けるなりで対応も可能ですが、それなりのテクニックも必要だし、一手間二手間多くて鬱陶しい部分もあります。
主立ったRAW現像ソフトの中でも恐らく唯一だと思いますが、Nikonの「Captuer NX2」というソフトには、コントロールポイントという機能で特定部分の色味に対して範囲を決めて編集が出来るという、まさに痒いところに手が届く、直感的で非常に使い勝手の良い便利機能が備わってます。
しかし、残念ながらこれはNikon純正のRAWフォーマット(.NEF)以外には対応出来ないワケで、Nikonユーザーの特権的なアプリケーションでもありまして、しかも2万円近くする代物でもあり、どっぷりと浸かったNikon党でもなければなかなか手の出せるソフトでも無いですよね...
ところが実は、これとほぼ同様の機能が使える「Snapseed」という極々安価なソフトウェアが存在するのです。
「ほぼ」と書いたのは、「Snapseed」では明度、コントラスト、彩度という主要な3項目の編集が出来るのですが、「Captuer NX2」では更に色相や各カラーバランスまで編集できる強みがありまして、その点に目を瞑れば...という感じです。
元はこんな感じの写真ですが... |
空の青味をコントロールポイントで強調してみた |
しかし、それだけでも十分に腹いっぱいと言って良い目玉機能でもありますし、それが実質わずか1/10程度の安価で手に入れられるのは実にありがたいことです!!
もちろんこの他にも、色味やディテール調整、トリミングといった基本機能のほか、レトロ風の加工からティルトシフト加工なども簡単に出来、細かい調整からかなり大味なエディットまで幅広く活用できる、コストパフォーマンス的にもかなり優れた便利ソフトです。
snapseedを使った作例 |
出力はJPEGフォーマットのみですが、最終段階で使うソフトになると思うので基本的には問題ないでしょう。
開けるファイルに関してはもちろん各社RAWフォーマットに対応しており、対応プラットフォームもパソコン(Windows用、Mac用)はもちろん、iPhone/iPad用もすでに提供されており、今後Android用も提供予定だそうです。
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