今日は月が良い目印になって方角の見定めは完璧。一昨日以上に雲が多く地平線上には分厚い雲が覆っておりましたが、雲より上の青々とした空にある内が絶好機とも思い、雲が張り出してこないことを祈りながらまだまだ明るい6時頃から月の下方に照準を合わせて姿を現すのをじっくりと待ちました。
空の色も大分濃くなってきた6時半前、出現確認のために撮影した写真にうっすらと彗星の姿が浮かび上がってきたので、メインのカメラをその方角へ方向修正。もちろんファインダーを覗いてもその姿は見えないので手探り状態でしたが、難なく方向は合わせられました。
そしてとりあえず連写で十数枚ほど撮影しまして、再度微調整しようとファインダーを覗くと彗星の姿がごく小さな点となって確認出来ました。
流石にその程度のものなのでダストテールは全く見えませんが、それでもパンスターズ彗星の姿を直に目で捕らえられたのは幸運でした。
これから徐々に光を弱めながらほとんど高度を上げずに北方向へ移動していきますが、タイミングは僅かだと思いますが、今週いっぱいくらいは双眼鏡などを使えば彗星の姿を目にすることもできるかも知れませんね。
雲に隠れる直前の姿。今日はしっかり300mm(フルサイズ450mm相当)で撮影しました |
月とパンスターズ彗星の大分離れたランデブー。 |
翌3/15、この日はまたしても快晴に恵まれ大気状態もすこぶる良好で、これまでで最も良いコンディションで観望出来ました。
光度は僅かに落ちているとは言え、太陽からも多少離れたことで大分暗い時間帯に見られるようになったおかげで、双眼鏡などを使えばぼんやりとダストテールまで視認出来る時間帯もありました。
赤みを帯びる厚い大気層に落ちる寸前で空も大分暗くなり、撮影にも良いタイミングでした。 |
せっかくの彗星も風景がないとやっぱり味気ないので、風景が流れない程度に高感度で一枚。 |
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