そんなわけで今回は、星空撮影のお供に打って付けの実用的な星図アプリの紹介です。
なお、レビュー内容に関してはiPhone 4上でのレポートなので悪しからず。
★Star Walk - 5つ星の天体観測ガイド
表示はかなり派手めでリアルとは言えませんが、眺めていても見応えがあって楽しい。 |
機能多彩な完成度の高い星図アプリで、少々派手すぎると思えるほど鮮やかな星図(もちろんコンパス/ジャイロで方向を示す。当アプリでは"Star Spotter"と称してます。)と共に、「歴」(天体現象カレンダー/英語のみ)、「スカイライブ」(太陽、月、惑星の出没時間表)、「ギャラリー」(豊富な天体写真集) などをメニューに搭載。
星図には人工衛星の表示が出来るのも独特。
検索機能も充実しており、天体や星座はもちろん、人工衛星までも検索表示が可能で、現在上空に現れている天体名以外は暗転表示するといった気の利いた部分もあります。
暗所でも目に優しい赤色表示も当然可能です。
眺めて楽しむ部分でも充実しており、時間を進めたり戻したり、速度の設定にも自由度が高いのでめまぐるしく変化させることも感覚的操作で容易に可能。また可視光以外の様々なスペクトル表示が出来る点もスゴイです。
可視光スペクトルの他、ガンマ線、X線、Ha線、赤外線、マイクロ波、電波を選べる。 |
動作もかなりなめらかでストレスを感じませんし、Star Spotter状態では手を離していてもモニターオフしないのもありがたい部分。最近のアップデートで全方向表示に対応したことで、もはや文句の付け所はおおよそ皆無です。
とりあえず天体好きのiPhone/iPadユーザーなら必須と言える定番逸品アプリなので、興味のある方は何はともあれこの一本、是非とも使ってみて下さい。
Star Walk - 5つ星の天体観測ガイド(250円)
★iステラ
星像は強調されてますが、背景の天の川は目視イメージに近いほんのりとした表示です。 |
国内の天文ソフト有名メーカーのアプリなので素人でも安心して使えるでしょう。
独自機能には少々乏しく、操作性や動作についてもStar Walkに少々劣る印象はありますが、星図は十分な性能を満たしており、また表示設定がかなり強力で、天体の名称・記号、星座線や絵、高度、赤経緯線などのON/OFFをかなり細かく設定出来、また地上風景を変更したり、星のまたたきや大気減光まで表現表示可能です。
各天体の情報画面では運動サイクルをグラフ表示してくれる点も独特。
ただ他と比べて価格が高めなので、もっともっと機能面でも頑張ってもらいたいところではありますね。
iステラ for iPhone(800円)
iステラ HD for iPad(800円)
★星座表
写真に撮った感じの天の川イメージ。星も過剰に強調されていない点はリアルに近い。 |
星図表示性能としては申し分ないレベルで、特記機能としては天体の詳細表示でリアルタイムで座標が変わる点と、Star Walk同様に全方向表示に対応している点。
この手のアプリでは珍しくiOS以外の複数プラットフォームでも提供されています。
気になる点は起動がかなり遅く動作もやや緩慢で、ピンチイン・アウトの反応も鈍いので、その辺の改善は進めてもらいたいところ。
因みにAndroidでは、この他にも無料のスカイマップなる日本語対応星図アプリもあるようですが、見栄えの良さで言えば明らかにこちらが上。価格もお手頃なのでとりあえず使ってみるのも良いと思います。
価格を考えれば決して悪いアプリではないです。
星座表 for iOS(250円)
星座表(その他の端末)(99円〜)
【番外編】
日本語に非対応の星図アプリも多いのですが、中でもStarTracker for iPhone 4Sというアプリは一時無料提供されたおかげか国内でも評判が良いようです。サンプル画像を見ても見栄えは良さそうな印象です。
旧機種でも使えるStarTrackerというものもあるようですが、こちらはAppStoreでも現状無評価の状態のようで。。。
どちらも使ってみていないのでどのようなものかは分かり兼ねますが、一応触れておきます。
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