近頃SONYのRX100という、一見ガンダムの型式番号のようなコンデジがヒジョーに高画質だと言うことで話題になっているようですが、個人的には、コンデジでは史上最大口径比となるF1.4レンズ搭載を実現したPanasonicのLX7に思いのほか興味津々です。
確かにRX100の、特に広角域での驚異的な解像力には流石に目を見張るものがありますが、しかし描画力だけがカメラというものの性能の高さを示すものではないとも思うんですよね。。
いくらどんなに解像度が高くても、撮ったままの写真をそんなに細かく拡大して見るワケではないんだし、結局は全体の印象が写真の善し悪しを決めるものだと思うし...
まぁ細かい描画の面では明らかに劣るであろうLX7ですが、このカメラの良い部分は無理矢理な高画素化に走らず、レンズ性能や操作性を突き詰め、玄人好みに使い勝手を重視されながら純粋な正統進化を遂げているところだと思うし、そういう部分がカメラという道具としての価値をより一層高めていくものだと思うのですよね。
何せ、まさに言葉の通り目玉となるのがF1.4(テレ端でもF2.3)という大口径レンズですが、この恩恵や意味するものはとてつもなくデカイですよ。事実フルサイズで、まして十万、二十万と大枚積まなきゃF1.4の24mm画角なんて手に入らないですからね。
世の中高感度性能の向上に偏り気味な昨今ですが、明るいレンズによってノイズ発生を抑えられる低感度が使える点でも断然有利だし、同じ感度でも圧倒的に明るいわけですから、この部分だけでもシチュエーションを問わない最強の汎用性を有したコンデジと言えますからね。
イメージセンサーサイズの違いもあり、ボケみの面ではF1.8のRX100とほぼ差はないとのことですが、逆に捉えれば収差の影響を受けにくいということで、F1.4でも四隅まで乱れが少なくフラットに近い描写が出来るということでもあるでしょう。
ともなれば夜景なんかさぞかしキレイに撮れそうだし、星空でも十分イケるんじゃないか?なんて期待も高まります。
また新たに追加された部位として、使用頻度の高い絞りリングと、有用な機能と共に追加されたND/FOCUSレバー。
機能ばかり詰め込む一方で外観をシンプルにまとめたがる裏腹な傾向のあるデジカメですが、あえて操作部を増やしてより操作性を向上させようという心意気はありがたい材料ですね。
シンプルな方がウケが良いとか思ってるのは世の中の過った錯覚だと思います。
見た目がどうこう言う次元の話ではなく、結局は使い勝手の良いものこそが優れた商品ということですよね。
LX7、小生には魅惑極まるカメラです...
こんなにワクワクするコンデジは初めてだなぁ。。。この高ぶる衝動を抑えきれるだろうか...?
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