観測しやすい夏の流星シーズンも一段落し、あまり活発な流星群の見られない時期に入りましたが、今の内に秋〜冬の代表的な流星群の予習でもしておきましょうか。
◎りゅう座流星群(旧ジャコビニ流星群):10/6〜10(極大10/8 20:00頃)活動規模不定
放射点:りゅう座の頭側部付近
微光ながらゆっくりと長く流れる流星が多いので、願い事をするには絶好?
13年毎に大きな活動を見せると言われており、昨年がその周期に当たりましたが、前回は翌年にも活発な活動が見られた例もあるので、今年も活動的な可能性もありそうです。
※時間と共に放射点が地平に近づいていくうえに流星も小粒なので、写真撮りには少々厳しい流星群です。
◎オリオン座流星群:10/2〜11/7(極大10/21 13:00頃)活発
放射点:オリオン座ベテルギウス側の腕部とふたご座との間付近
ハレー彗星が母彗星とされ活動期間もかなり長いのが特徴で、流星痕を残すような巨大な火球も多く見られ、迫力も満点です。
活動期間と同様にピークも長期的で、数日に渡って活発な活動を見せることが多いので、流星撮影にはなかなか都合の良い流星群。個人的に毎年楽しみにしている一つです。
◎しし座流星群:11/14〜21(極大11/17 19:00頃)活動規模不定
放射点:しし座のちょうど頭部付近
1999〜2001にかけて非常に活発な活動が見られたことで近年ではかなり有名ですが、33年という活動周期のため、当面の活動状況は大分大人しいので過度な期待はしない方が良いでしょう。20年後に期待ですね。
◎ふたご座流星群:12/7〜17(極大12/14 8:00頃)かなり活発
放射点:ふたご座のカストル側部付近
三大流星群の締めを飾る大流星群。夜が更けると同時に放射点が昇ってくるため、一晩中観測出来るありがたい流星群です。
昨年は明るい月と重なり条件が悪かったものの、月光に負けない多数の流星が見られました。
今年のピークは夜明け後と予想されてますが、月の影響なく観測できる絶好条件の極大日前後となるので、防寒態勢で週末の夜をじっくり堪能したいですね。
◎こぐま座流星群:12/17〜26(極大12/22 17:00頃)活発
放射点:こぐま座のひしゃくの器に当たる部分の上部付近
火球が出るか、微光流星多発か?という流星群。
月末に向けて明るい月と重なる頃合いですが、冬の二大流星群の狭間の期間は、北天をゆっくり眺めて過ごしましょう。
◎しぶんぎ座流星群:1/1〜5(極大1/4頃)かなり活発
放射点:りゅう座、うしかい座、ヘルクレス座との狭間付近
国際天文学連合の分類にはしぶんぎ座は設定されておらず、近隣に位置する星から由来してりゅう座ι(イオタ)流星群とも呼ばれるようです。
三大流星群の一つで、明るく速い流星が多い新年名物の大流星群。
今シーズンは、放射点が昇ると同時に月も昇ってくるため観測条件は悪いが。。
もちろんこの他にもいろんな流星群があり、流れ星も年中見られるのですが、特に活動的なシーズンはやはり秋〜冬なのでこの機会に写真機材など揃えて撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?楽しいッスよ!!^^
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