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2013年3月15日金曜日

パンスターズ彗星、再リベンジ

本日3/14、幸いにも予想もしていなかった晴天に恵まれたので、再度彗星撮影に挑戦してきました。

今日は月が良い目印になって方角の見定めは完璧。一昨日以上に雲が多く地平線上には分厚い雲が覆っておりましたが、雲より上の青々とした空にある内が絶好機とも思い、雲が張り出してこないことを祈りながらまだまだ明るい6時頃から月の下方に照準を合わせて姿を現すのをじっくりと待ちました。

空の色も大分濃くなってきた6時半前、出現確認のために撮影した写真にうっすらと彗星の姿が浮かび上がってきたので、メインのカメラをその方角へ方向修正。もちろんファインダーを覗いてもその姿は見えないので手探り状態でしたが、難なく方向は合わせられました。
そしてとりあえず連写で十数枚ほど撮影しまして、再度微調整しようとファインダーを覗くと彗星の姿がごく小さな点となって確認出来ました。
流石にその程度のものなのでダストテールは全く見えませんが、それでもパンスターズ彗星の姿を直に目で捕らえられたのは幸運でした。

これから徐々に光を弱めながらほとんど高度を上げずに北方向へ移動していきますが、タイミングは僅かだと思いますが、今週いっぱいくらいは双眼鏡などを使えば彗星の姿を目にすることもできるかも知れませんね。

雲に隠れる直前の姿。今日はしっかり300mm(フルサイズ450mm相当)で撮影しました

月とパンスターズ彗星の大分離れたランデブー。

2013年3月13日水曜日

パンスターズ彗星捕らえたが...

先日近日点を通過したパンスターズ彗星ですが、昨日、一昨日と一応何とか写真では捕らえられたのですが、思ったほど明るさが増さず夕焼けの残光に負けてしまい、双眼鏡を使っても視認はできませんでした。
もう少し太陽から離れてくれれば或いは...とも思うのですが、あいにく本日は曇天。
週末には晴天も見られそうな予報ですが、その頃には太陽からも大分離れるとは言え光度もかなり落ちてしまうので目視での観測はやはり難しそうです。
まぁ例え見えたとしても他の星と区別は付かないでしょうけどね。。

ということで、一枚くらいはアップしておきましょうか。
実は300mmズーム付けてたのに、迂闊にも170mmまでしか伸ばさないで撮ってしまってましたが、他の星も写ってないとなんだかよく分からない写真にもなってしまうんで、結果的にはまぁ良いかとw

かなり下方に落ちてから気付いたので、モヤに焼かれて「赤い彗星」と化してます。

パンスターズ彗星はちょっと期待ハズレに終わりそうですが、暮れに飛来するアイソン彗星は太陽をかすめる軌道で大彗星になる可能性はかなり高そうなので、とにかくそちらに期待ですね。

2013年3月1日金曜日

彗星見えるかな?

パンスターズ彗星がいよいよ近日点を通過という時期に差し掛かってきましたね。
増光ペースが予想以上に遅いという情報もあってどの程度まで見えるのか少々不安もありますが、美しい尾をなびかせてくれることを期待しながら3月中旬の夕刻には、西の空をしっかり観察してみましょう。
ってゆーか、この時期、ウチの辺りで晴れてくれる日があるかどうかがかなり心配ですが...


そういえば、以前紹介したiOS向けの定番星図アプリ(記事1記事2)ですが、その中で彗星を表示できるのはiステラのみのようです。


紹介した際にはあまり良い評価が出来なかったアプリでしたが、この要素は今年においては特にポイント高いですね。
もし興味のある方は使ってみてはどうでしょうか。

2013年1月3日木曜日

2013年注目の天体現象

あけましておめでとうございます。
正月と言えば三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群の活発な頃合いで今宵がピークとのことですが、全国的に天候はどうでしょうか?
ウチの辺りは昨日からしんしんと雪が降り続いておりまして、まぁ例年通りでもあるのですが、残念ながら今年もこの流星群を楽しむことは出来そうにありません。


それはさておきまして、ここ近年、月や太陽にまつわる天体現象も多かったのですが、今年はそう言ったイベントは乏しい一年で、おとめ座の一等星スピカや水星の食(月に隠れる現象)がある程度。
しかし今年は目玉となる天体現象が御座いまして、3月と11月に2つの彗星の美しく尾を引く姿が見られるであろうと期待されています。

まず1つめは3月10日頃に近日点を通過するパンスターズ彗星(C/2011 L4)。
期待通りなら-3等以上と、煌々と輝く金星かそれ以上の明るさになりそうですが、日本国内では3月上旬から4月くらいまで朝晩といずれも観測可能とのことです。
日本で観測出来るのは近日点通過後となるようですが、3月上旬の明るく見える時期は日没直後が見やすいとのことなので、晴れた夕方には、西空の地平線近くに注目です。

2つめは暮れの11〜12月に大彗星となる可能性の高いアイソン彗星(S/2012 S1)。
近日点通過は11月28日頃で、太陽の至近距離をかすめる軌道のため消滅も危惧されるところですが、生き残れる公算は高いとの予測で、そうなればかなりの大彗星に成長する可能性があります。
頃合い的にも流れ星とほうき星を同時に楽しめるチャンスでもありますね。
まだまだ先の話ではありますが、今年の暮れは連日早起きして朝の東空に大注目です!!



2012年12月14日金曜日

ふたご座流星群、結構活発なようです。

このところいきなりの大雪にてんてこ舞いな我が地方ですが、昨晩は天気予報とは裏腹にカラッと晴れ上がってくれたもので、仕事を終えてから数時間ほどでしたが、寒空の中ふたご座流星群を軽く堪能して参りました。


昨年は明るい月があったせいで小さな流星は認識しにくかったのですが、それでもかなり活発な様子が窺えました。
今年は幸いにも新月の頃合いというのもあって細かい流星が飛び交っている様子もハッキリ窺えるので、例年以上に活発そうな雰囲気が感じられます。
昨晩の状況ですが、10分も見上げていれば明るめのものが5〜6本かそれ以上見れる感じで、タイミングによっては同時に複数流れたり、ものの数秒間に3〜4本見られたりもします。
明るい大きな火球はちょっと少なめですが、それでも昨晩、流星痕を残す規模の火球を2本ほど目にすることが出来ました。

とりあえず昨晩の1枚。一度に二本撮れましたが、かに座(プレセペ星団)を串刺しにしてますね。

ピークはいよいよ本日夜8時頃との予報ですが、今日もまた天気予報が外れて晴天が広がっている様子なので、これからちょっと出掛けてみようかと思ってます。

観望の条件が良ければ2〜3時間で100本近くは見れる感じなので、今宵もし晴れている様子であれば是非夜空を眺めて見て下さい。

2012年11月4日日曜日

マルチインターバルタイマリモコンでもっと長時間インターバルを実現する改造

多彩なカメラに対応し、特にミラーレス機愛用者には御用達とも言える便利ツール、マルチインターバルタイマリモコン (以下「MITR2」と記載)ですが、使い勝手を考えながらいろいろ改造して使用しておられる方も多いようですね。
もちろんウチでもスタンダードに発光部をアームで伸ばしてみたり、装着しやすいように工夫してたりしますが、他では見掛けない加工もしているのでちょっと紹介してみたいと思います。



このアイテムは1〜10秒まで1秒刻み、15〜40秒まで5秒刻みの16段階でインターバルを設定できる赤外線レリーズリモコンですが、残念なことにそれ以上の秒数に設定することが出来ないので、分単位で露光したい星空撮影にはちょっと使い物にはならないんですよね...
そこでウチでは、別のインターバルタイマーリモコンで制御することでより長時間露光が出来るよう改造して使用してます。

見た目はちょっと無骨ですが、発光部はアーム状にし、クランプでカメラ脇などにも固定可能。そして白い箱からケーブルが伸びて別のインターバルタイマーリモコンに接続!?

この改造も理屈は簡単で、接続したリモコンから電源のON/OFFを制御しているだけです。なのでタイマー動作でも手動でレリーズボタンを押してももちろん制御可能です。
改造は、スイッチを噛ませている基板の裏からでもリード線をひっぱって、リモコン側のレリーズONで短絡する2本に接続されるように加工すれば良いだけです。



リモコン側には3本の線がありますが、全押し、半押し、グランドという構成で、レリーズボタン及びタイマーによって短絡(いくらか抵抗が出ます)するようになってます。
どれがどの線かはテスターで測れば分かりますが、もちろん接続するのは全押しとグランドですので、半押しでは短絡せず全押しのみで短絡する組み合わせを探してください。
もし半押しに繋ぐとタイマー動作の際1〜2秒ほど早くリモコン発信されてしまいます。

ちょっと汚いですが...改造済みリモコンの内部写真。構造はモノによって多少違うようですが、元々はこの3端子からラインが伸びています。
ウチでは、用途に応じて単体でも使えるようリモコン脱着可能なようにモジュラー仕様に改造してますが、CANON RS-60E3/PENTAX CS-205互換インターバルタイマーリモコンなら接続端子がオーディオ用マイクロステレオプラグなので、ジャックや変換ケーブルなども容易に入手出来ますし、リモコン側は無加工で使用することも可能です。
その他のモノは特殊なプラグ形状なんで対策もちょっと面倒臭いし、どうせ流用も出来なくなってしまうので、ハナから専用にRS-60E3/CS-205互換リモコンを入手した方が早いかもですね。


操作についてですが、赤外線リモコンの発信(というか電源)を制御するという関係上リモコンのインターバル設定方法は少々特殊になります。
まず基本的にはMITR2の設定を「0」(1秒)の状態に合わせ、スイッチは切っておきます。リモコン側で露光時間を1秒、またはもし連写したい場合は2秒に設定し、インターバル時間で必要な露光時間を設定することになります。

※誤差によってMITR2が早めに動作してしまい巧く連写できない場合もあるかも知れませんが、その場合はMITR2の設定を「1」(2秒)、リモコンの露光時間を3秒にすれば回避できると思います。

要するに露光時間を長く設定するとその間、MITR2が電源ON状態となるので、MITR2側の設定に従った通常動作を繰り返すワケです。
これを巧く複合的に利用すれば、例えば1分インターバルでのブラケット3連写(1秒間隔)みたいなことも可能です。

2012年11月3日土曜日

夜間のレンズ曇り対策

夜の冷え込みも厳しくなり、結露しやすい季節になりました。
ウチの辺りは湿度の高い地域というのもあり、暖かい季節でも野外での夜間撮影ではレンズ面への結露の懸念が絶えなかったりするのですが、どんな地域でも寒くなるにつれて結露もしやすくなるので対策は必要ですよね。
そんなワケで今日は、結露によるレンズ曇り対策方法について綴ってみます。


結露というのは、低温の物体に触れた空気が冷やされることで空気中の水分が凝縮され水滴となって付着する現象ですが、外気温よりわずかでもその物体の温度を高く維持出来れば結露は防止できます。

さてどうやってレンズを保温するか?ですが、天体専門店などで望遠鏡やカメラレンズにも対応出来る巻き付け式ヒーターも販売されていますが、簡単な材料で自作できるような代物だけに、少々ぼったくり気味な価格だったりするのがどうも許せないところで。。。
自作については後述するとして、先ずは手っ取り早く、巷に転がっている安価なアイテムを使った対応方法から。


【手軽な充電式カイロ】

個人的に最も手軽で手っ取り早いと思うのが、USB充電式カイロをレンズに縛り付ける方法です。
いろんな形状のモノがありますが、なるべく小振りで細めの板状のものがベターで、大振りのレンズなら下部に縛り付けるだけで十分な効果を発揮してくれます。
触ると結構温かく感じますが、発熱量は40℃程度と適度な感じです。
安いモノで1000円くらいからありますが、一般的なモノで少なくとも1.5〜2時間程度は動作しますし、最近ではより長時間動作可能な大容量の商品も出回っているようです。
小型のモノでiPod nanoくらいのサイズです。
縛り付け方法については保温性の高いモノで巻き付けるのがベターですが、発熱量も十分に高いのであまり神経質になる必要はないです。大概専用ケースが付属してきますので、それにゴム紐やマジックバンドなどを縫い付けたりしておけば容易に脱着も可能です。
因みにウチでは、近所の百均で見つけた腕に巻きつけるケータイホルダーを活用してますが、サイズもちょうど良い上に発泡素材で保温性も良好だし、中身(カイロ)も簡単に交換できるのでかなり重宝します。
ケータイホルダーを巻き付けてみた。間違ってケータイやiPod入れても温まりませんよw


【実は専用アイテム?ドリンクウォーマー】

巻き付け式のUSBドリンクウォーマー なるモノがありますが、大きめのレンズには打って付けの保温ツールで、ここまで理想的な形状だとレンズ用ヒーターとして作られたものではないか?とも思えるくらいな、ヒジョーに重宝する便利アイテムです。

発熱量は公称値38℃と謳ってますが、所有のモノを実測してみると最も高温の部分で43〜4℃まで上がるようで、USBモバイル電源(eneloop 2本)で1.5時間程度は動作するようです。
長時間使用の際はバッテリーに工夫しても良いですが、冷めたら電池交換で手軽に対応可能なので、eneloopを何本か用意しておいてチョコチョコ交換して使う方がずっと合理的だと個人的には思います。
AT-X 116 Pro DX Ⅱに巻き付けるとピッタリ。口径80mmくらいまで対応出来そうです。


【小型レンズには自作ヒーター】

大振りなレンズには上記のような方法で対応出来ますが、薄型レンズなどには大きすぎて巧く取り付けにくいので、ここはやはり出来るだけ安価に済ませるためにもヒーターを自作して対応しましょう。

巷でもいろんな方が自作ヒーターを紹介されておられますが、一晩中持つような12V仕様のヒーターばかりみたいですね。
個人的には上記アイテムとも合理的に併用できるよう、USBモバイル電源(5V)仕様の省電力ヒーターを自作して使用してます。
全貌はこんな感じの代物。電源は百均のUSB電池BOXでもOK。中身は別途用意しましょうね。
製作に使用したモノはニクロム線(φ0.26mm)と熱収縮チューブ(ニクロム線を絶縁するための極細のものと、USBケーブルまで収まる太めのものを2種用意)、USBケーブルをぶった切った片割れ(Aタイプコネクタ)、あとレンズに巻き付ける際の取り回しを考えて圧着式の小さなコネクターで切り離せるようにしてあります。
ここではニクロム線絶縁に収縮チューブを使用しましたが、1φ以下の細いシリコンガラスチューブがあればその方が電熱線らしくなって格好良いかもです。

狙いは人肌程度の熱量から40℃未満を想定。しかし、5Vでどれくらいの長さにすればその発熱量が得られるのかさっぱり...で、ちょっと調べてみると400mAでヒーターをこしらえている例があったので、それくらいがちょうど良いのかなぁ?と安易に思いつつ抵抗値を算出。
5V÷0.4A=12.5Ωってことかぁ?
買ってきたニクロム線の抵抗を実測してみると、1mで約24Ω(いくらか誤差があると思います)。ってことは半分程の50cm強で良いじゃないか?ってことで55cmほどでカット。
これで実際に5V通して温度を計測してみたところ、35〜6℃とまさに狙い通りだったので万事OK!!
動作時間は、約10℃の環境下でeneloop 2本で3時間ほどと結構持ちは良いです。1〜2℃の違いでも結構持ちは変わってくる感じですね。

因みにこれでNEXの標準レンズに3周弱の長さですが、もっと長めが良ければもう少し太いニクロム線を使えば抵抗値も下がるので長さが稼げるでしょう。
NEXのフィッシュアイコンバーターにマジックバンドで巻き付けてみた。
加工にはちょっと注意が必要ですが、まず、USBケーブルの構造はどれも一緒のようで、1ピン(赤いリード線)が5V、4ピン(黒いリード線)がグランドになっているのでこの2本を使用します。緑と白のリード線、シールドは短絡しないよう段差に切って逃がしておきましょう。
結局は抵抗を噛ませるだけの簡単な工作なので、極性は気にする必要なしデス。
あと困ったことにニクロム線にはハンダが乗らないので、リード線との接触部分を長めに取りつつ念入りによく捩り、リード線にハンダをたっぷり乗せてしっかりと固定しましょう。


これで冬場の夜間撮影もバッチシです!!
あとは自分自身の保温も忘れずに。