もちろんウチでもスタンダードに発光部をアームで伸ばしてみたり、装着しやすいように工夫してたりしますが、他では見掛けない加工もしているのでちょっと紹介してみたいと思います。
このアイテムは1〜10秒まで1秒刻み、15〜40秒まで5秒刻みの16段階でインターバルを設定できる赤外線レリーズリモコンですが、残念なことにそれ以上の秒数に設定することが出来ないので、分単位で露光したい星空撮影にはちょっと使い物にはならないんですよね...
そこでウチでは、別のインターバルタイマーリモコンで制御することでより長時間露光が出来るよう改造して使用してます。
見た目はちょっと無骨ですが、発光部はアーム状にし、クランプでカメラ脇などにも固定可能。そして白い箱からケーブルが伸びて別のインターバルタイマーリモコンに接続!? |
この改造も理屈は簡単で、接続したリモコンから電源のON/OFFを制御しているだけです。なのでタイマー動作でも手動でレリーズボタンを押してももちろん制御可能です。
改造は、スイッチを噛ませている基板の裏からでもリード線をひっぱって、リモコン側のレリーズONで短絡する2本に接続されるように加工すれば良いだけです。
リモコン側には3本の線がありますが、全押し、半押し、グランドという構成で、レリーズボタン及びタイマーによって短絡(いくらか抵抗が出ます)するようになってます。
どれがどの線かはテスターで測れば分かりますが、もちろん接続するのは全押しとグランドですので、半押しでは短絡せず全押しのみで短絡する組み合わせを探してください。
もし半押しに繋ぐとタイマー動作の際1〜2秒ほど早くリモコン発信されてしまいます。
ちょっと汚いですが...改造済みリモコンの内部写真。構造はモノによって多少違うようですが、元々はこの3端子からラインが伸びています。 |
その他のモノは特殊なプラグ形状なんで対策もちょっと面倒臭いし、どうせ流用も出来なくなってしまうので、ハナから専用にRS-60E3/CS-205互換リモコンを入手した方が早いかもですね。
操作についてですが、赤外線リモコンの発信(というか電源)を制御するという関係上リモコンのインターバル設定方法は少々特殊になります。
まず基本的にはMITR2の設定を「0」(1秒)の状態に合わせ、スイッチは切っておきます。リモコン側で露光時間を1秒、またはもし連写したい場合は2秒に設定し、インターバル時間で必要な露光時間を設定することになります。
※誤差によってMITR2が早めに動作してしまい巧く連写できない場合もあるかも知れませんが、その場合はMITR2の設定を「1」(2秒)、リモコンの露光時間を3秒にすれば回避できると思います。
要するに露光時間を長く設定するとその間、MITR2が電源ON状態となるので、MITR2側の設定に従った通常動作を繰り返すワケです。
これを巧く複合的に利用すれば、例えば1分インターバルでのブラケット3連写(1秒間隔)みたいなことも可能です。
はじめまして。
返信削除異種タイマーリモコン2台の接続・連携動作について拝見しました。
ちょうど今日、いえながさんのBlogで同様の質問をしたばかり
だったので、思わぬ方面からの回答に驚き、感謝しております。
改造の内容、当方なりにアレンジして使わせていただきます。
(どんな形かはホームページを参照願います)
makoto_nさん、はじめまして&ようこそ。
返信削除たわいもないネタがお役に立てたようで光栄です。^^
実は1年くらい前に、思い付きで作ったモノだったのですが、恐らく同じような願望を持たれて居られる人もいるだろうなと思い、今回ネタにしてみた次第です。
ホントはもっと詳しい画像付きで細かく書きたかったのですが、今更分解するのも面倒だったもので...^^;
ただ全てのリモコンで同じように巧く行くかはよく分からないので心配な部分もあるのですが、リモコンレリーズの構造を考えても、恐らくメカニズムはみんな一緒だろうと思うので大丈夫だと思うのですが...
もし万が一巧く行かなかったらスミマセン...
操作説明で肝心なことが抜けていたので、書き換えておきました。
返信削除↓↓↓
「まず基本的にはMITR2の設定を「0」(1秒)の状態に合わせ、スイッチは切っておきます。リモコン側で露光時間を1秒、またはもし連写したい場合は2秒に設定し、インターバル時間で必要な露光時間を設定することになります。」
接続した別のリモコンで電源操作するワケなので、MITR2の電源スイッチは切っておかなければなりません。